FXをこれから始めるという方に向け、絶対に知っておいてほしい基礎のお話をします!
初心者にも分かるようロスカットについての解説と、ロスカットの計算方法、
そしてロスカットしない為に知っておくべきことをまとめています!!
FXで失敗しないために
FXや株と聞けば、少額でも億トレーダーになれるのではないか?と誰でも夢みる理想的な職業とも言われていますが、
大きな利益を得られる=大きな利益を失うリスクがある
ということを忘れてはいけません。
しかし、相場の展開を予測し、資金を運用し利益をあげるということは、あくまで投資でありギャンブルではありません。
しっかり知識を付けることで、自分の資産を守りながらリスクを抑えて運用していきましょう!
ロスカットとは?
まず、FXとネットで検索するとたくさんの失敗談や成功談の情報であふれていますが失敗の中には強制ロスカットといって、自分自身の運用資産の大半を一度のトレードで失うかたがいます。
初心者の方にはよくありがちで、とくに海外口座を使用している方などは気づかずハイリスクハイリターンな取引となるためしっかり資金管理もできずに相場から退場してしまうという結果になります。
まず、FXを始めるなら9割以上の方が一年以内に退場してしまうという結果もあるほどなのでルールを知ることからはじめましょう!
ロスカットの仕組み
為替や株などの取引では初心者の投資家が、元手以上の損失を負わないように強制ロスカットという仕組みが用意されています。
この仕組みはトレーダーが元金以上の損失を負ってしまうことを防ぐために保有しているポジションの含み損が大きくなり過ぎた時に、自動的に行われる強制決済のことを言います。
具体的には、証拠金維持率が一定のラインを下回った時に強制ロスカットが行われます。
必要証拠金の計算方法
では、ロスカットになるにはどこまできたら危ないのか?
それを知るためにまずは必要証拠金の計算ができるようになっておきましょう!
必要証拠金とは
必要証拠金とはポジションを維持するために必要な金額のことです。
例えば、1ドル=100円の時に
1,000ドル(1,000通貨)の買いポジションを持つとします。
そのために必要な資金は、
10万円(10円×1,000通貨)ですね。
レバレッジ25倍でトレードしているとしたらこの10万円のポジションを持つために必要な証拠金は、
10万円÷25=4,000円となります。
このように必要証拠金とは
「ポジションを維持するために必要な証拠金の金額」なんです!
具体的には、次の式で計算します。
必要証拠金 = 為替レート ×Lot数 ÷ レバレッジ比率
(通常は25倍、海外は数百倍などもある)
為替レートはあなたがトレードする時の価格レートです。
Lot数は、通貨の取引数量のことです。
1,000通貨を投資するなら1,000を、10,000通貨を投資するなら10,000を掛けます。
証拠金維持率の計算方法
そして次にポイントになってくるのが証拠金維持率というものです。
証拠金維持率は、簡単にいうと・・・
あなたがどれぐらい危険な水準でトレードをしているかを示す値となります。
この数字が高ければ高いほど資金的に余裕がありリスクが少ない取引となります。
具体的には、次の式で計算します。
証拠金維持率 = 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100
強制ロスカットの基準
ここまでは大丈夫でしょうか?
最初のうちは計算が難しく感じがちですが慣れたらスムーズに計算できるようになるので頑張って覚えちゃいましょう!
そして、最後にロスカットとは?
具体的にどのようなことをさすのかということですが、先ほどお話しした証拠金維持率というものがあります。
この維持率というのが取引において資金的な余裕をもってしてるかハイリスクな取引なのか?
という目安として一つの指標となります。
ここからは各証券会社によって変わりますが例えば証拠金維持率が20%以下となると強制ロスカットとなると仮定した場合、10万円で取引をしていたときに含み損が8万円を超えると自動的に決済がかかってしまうということになります。
この基準は各証券会社によって変動するので必ず確認してください。
強制ロスカットとなってしまえば、元金以上の損失を失うといったリスクが少なくなるので安心ですよね!
このパーセンテージに関しては証券会社によって変わるので20%、80%など様々です。
証券会社を選ぶ際はそのあたりも確認して自分にあった証券会社を
探していきましょう!